住宅を買うなら、新築一戸建てと中古一戸建てのどっちがお得? 新築一戸建てはピカピカで設備も最新だし、中古一戸建ては何と言っても新築より価格が安い。マイホーム購入を考えるときに迷ってしまう選択、新築一戸建てと中古一戸建て。それぞれの耐用年数、金銭面、間取りなどの面から、メリットとデメリットを比較してみましょう!
家を購入すると言うと、日本では新築一戸建てを選ぶ人が多い様です。欧米で家と言えば中古一戸建てを指すのとは対照的。日本人が新築を好む理由としては、まっさらの空間を手に入れたいという気持ちの部分が大きく、未使用が新築最大の魅力になっていると言えるでしょう。そのほか、新築一戸建ては以下のようなメリットが挙げられます。
新築木造住宅の耐用年数は約30年のものが多いですが、近年は新建材や工法が進化して、木造でも耐用年数40年以上と言う住宅も出てきています。
新築住宅は中古に比べて、登録免許税の軽減措置、固定資産税の減額措置など様々なメリットがあります。
時代によって住み方の傾向は変わります。新築なら時代感覚に合った間取りで、オール電化や家庭用蓄電池など、最先端の設備が設置されていることがあります。設備は新しいほど省エネ傾向が高いので、ランニングコストが安くなるメリットもあります。
日本人に人気の新築一戸建てですが、以下のようなデメリットがあることを理解する必要があるでしょう。
立地や建築面積がほぼ同じなら、新築一戸建ての方が中古住宅より高額。新築一戸建てと中古一戸建てでは1,000万円以上新築の方が高くなることも多く見受けられます。
駅に近く生活の便が良い地域には、もうすでに住宅が建っていることが多く、新築住宅を建てる土地が見つからない場合も。そのため、新築住宅は中古住宅に比べて交通アクセスや生活の利便性で劣る立地が多くなりがちです。
ひと口に中古一戸建てと言っても、立地や築年数、修繕、リフォームの状況によって、価値はかなり違ってきます。
近年はリフォーム技術も進化しているので、中古で安く住宅を手に入れた分、浮いたお金をリフォーム費用に回して、自分好みのスタイルにリノベーションすることが可能です。
中古一戸建ての方が駅地下であるなど、立地条件の良い物件も多く、建物については、タイミングをみて建て替えることができるので、中古を買って価値の高い土地を手に入れることが可能です。
新築一戸建ては住居ができ上がるまで、採光や風通しの具合が分かりません。しかし中古一戸建ては、自分の目で確認した上で購入を決めることができる利点があります。
住居の築年数や劣化の進み具合などにもよりますが、選び方を間違えるとせっかく安価で住宅をかったのに、かえって高くついてしまうというケースもあります。
中古住宅は、内装や設備が古いため省エネ性能などが新築一戸建てに劣ります。そうすると光熱費等が割高になりがち。また内装や設備が古ければ、故障の発生もあるため、予期せぬタイミングで出費が。。。なんてことも。
木造住宅の場合、湿気による柱の劣化や害虫被害などが目に見えない部分で進んでいる場合もあります。
新築住宅なら「住宅の品質確保の促進等に関する法律」があるので、マイホームに欠陥があったときなどに備え、10年間の瑕疵担保期間が保証されます。しかし、中古の場合は保証期間が3カ月程度の場合が多く、中には全く保証がない物件もあります。
中古一戸建ての場合、良い物件に出会えれば買い得なのですが、素人目には分からない部分に問題を抱えているケースも少なくありません。日本で新築一戸建てが人気なのは、そんなところにも理由がありそうですね。